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小説家を目指すのが、最近の流行なんだろうか?
小説投稿サイトはメジャーなところで「小説家になろう」「Pixiv小説」「E★エブリスタ」「アルファポリス」「魔法のiらんど」とあり、マイナーなところも数えると、すでに飽和状態気味だというのに、ここでまたKADOKAWAとブログサービスで知られる「はてな」が手を組んで、新たに小説投稿サイトを立ち上げるらしい。
新たな小説投稿サイトが登場! 「KADOKAWA×はてな」から物語を愛する全ての人たちへ | ダ・ヴィンチニュース
ダ・ヴィンチニュースで『物語を愛する全ての人たちへ贈る 株式会社KADOKAWAと株式会社はてなは、誰でも自由なスタイルで物語を書ける、読める、お気に入りの物語を他の人に伝えられる、新たな「場所」の創出を目指し、新しい小説投稿サイトを共同で開発、今冬にリリースする予定です。』のあらすじ・レビュー・感想・発売日・ランキングなど最新情報をチェック!
現在、ネットにアップされる小説の多くは、既存のアニメや漫画のいわゆる二次創作系のものが多い。
そこを狙った小説投稿サイトらしいのだが、KADOKAWAや「はてな」のスタッフは、小説家を目指す今の人のレベルを把握してるんだろうか。
吾輩もいくつか小説投稿サイトには登録もしてるし、投稿したりもしてるんだが、書き手のレベルは総じて低い。
まず文章の書き方すら知らないって人が大半を占めている。
ネット小説では不要かもしれないが、段落が変わったら一字下げるとか一文の終わりには句点を打つとか、読点の適切な位置とか全然知らないって人が実に多い。
ただ、読み手の方も知識を持たない人が多いので、気に留められずに済んでいるような状態だ。
また現実的な問題として、今の書き手のほとんどは長い物語を書くことができない。
恥ずかしながら、吾輩にしてもそうだ。
概ね二千~三千字、四百字詰め原稿用紙にして五~六枚程度で精一杯だったりする。
そういう書き手のレベルを底上げするための小説投稿サイトの立ち上げだというなら、まだ話はわかるんだ。
だが賞を用意して書籍に、というのは先述の現状を踏まえるといささか気が早すぎる観がある。
とはいえ、小説を書きたいという人が増えること自体は、吾輩としては話題を共有できる人が増える、とも考えられるわけだから喜ばしいこととも言える。
なにせ日常的に孤独だからな。
そんな吾輩から見て、小説家志望の人の動向について、ちょっと気になった点がある。
個人のブログでは日記や記事などを頻繁にアップしているのに、いざ小説を書くという段になると、なぜか上手く書けない、という人をしばしば見かける。
さて、どうしてだろう。
緊張してるのか、変なところに力が入ってしまっているのか。
別にプロでもなし、またプロにしたって毎回ヒット作や名作を書けるわけじゃないのに、無理して実力以上にいいものを書こうとして、行き詰ってしまってるように見受けられる。
普段書き綴っている日記やブログを、そのまま作品として見てもらう形で書籍化や出版を狙う、という方向はダメなのか?
もちろん普段の日記やブログにしたって、それなりに読み応えのある物でなければ、当然評価はされないだろう。
でも少なくとも、できないことをしようとしてるんではなくて、今の自分にできることとして書き上げてきたものだよね、そのブログは。
いわば自然体の自分として書き上げてきたもの、それを世に問う、なんて言うと大げさだけど、まぁそんな感じでプロを目指すのもいいんじゃないかと思うんだ。
そういう点では、ブログの人気や内容によっては出版・書籍化の機会も設けている「アルファポリス」は、狙い目なんじゃないかって思う。
小説や漫画を取り扱ってる点は他の投稿サイトと同じなんだけど、「アルファポリス」の場合、ブログまで取り扱っている。
書籍出版化については吾輩が説明するより、実際の画面を見てもらった方が早いだろうね。
まずアルファポリスに移動する。
アルファポリス⇒ブロガー募集!
画面の左側、「ブログカテゴリ」の下の方に赤枠で印をつけたところ「1,500ポイントで出版化!」の箇所を選択する。
すると、こんな感じで書籍出版化についての簡単な説明がされている。
もし今まで知らなくて、ここを見て興味を持ったなら、一度チャレンジしてみるのもいいんじゃないだろうか。
これからは紙媒体だけが作家の生きる道じゃないだろうし、作品スタイルだって小説だけに限ったものでもないだろう。
ネットという媒体独自の作品が生まれ、評価されるようになる日は、恐らくそう遠くはないだろう。
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