月日の過ぎ去るのは早いもので、前回ホーキンスの経年変化についての記事を書いてからもう1ヶ月が経ちました。
規則的なローテーションで履いていたのでは着用感が全然出て来ないので、今回は2~3日に1回は履くという変則ローテーションで履いてみました。
ほとんど変わり映えしてませんね。
若干履きジワが出てきた感じはしますけど、ヤフオクで出品するようなことがあれば「美品」と銘打っても良さそうな感じです。
前回の状態がどんな感じだったのかは、【その1】の方でご確認ください。
【ブーツライフ】ホーキンスの経年変化を見守る。その1【お手入れ・メンテナンス】
ホーキンスのワークブーツの経年変化を観察し、その経過を綴っていくシリーズを始めます。
ホーキンスの革はかなり柔らかいので、オイルを入れるのが怖いです。
一気に型崩れしてしまいそうです。
ですので普段のお手入れにはミンクオイルは使わず、埃を落とした後はレクソルのコンディショナーとレッドウイングのお手入れでミンクオイルを塗り延ばすのに使ったブラシでブラッシングするだけに留めました。
ブラシに付着した微量のミンクオイルだけで十分な気もしますから。
あとあまり目立っていませんが、実は今回、つま先に少しだけワックスを塗ってみました。
微妙にテカッているのがわかりますでしょうか。
革質の違いか、レッドウイングだとブラッシングだけでも艶が出てくるんですが、ホーキンスは艶が出にくいようで、ワックスで無理やり艶感を出してみました。
ホーキンスの難点
前回も少し触れましたが、やはりワイズの大きさが気になります。
誰でも楽に足入れができるように、という配慮のためとは思いますが、フィット感という点では人によってワイズが大きすぎることになります。
もちろんホーキンスに限らず、セダークレストにしてもそうです。
大は小を兼ねるとは言いますが、靴に関していえばジャストフィットしか選択肢はありえません。
万人向けと言えば聞こえはいいのですが、特にエンジニアブーツ、ペコス(ローパー)ブーツ、サイドゴアブーツといったプルオンタイプのブーツで、この大きすぎるワイズはきちんとホールドしてくれないホールド感として顕著になります。
甲でのホールド感が弱いため、足に掛かる負荷が異様に大きく感じます。
レースアップタイプなら紐で締めるから大丈夫だろうと思われるかもしれません。
ですが靴全体でホールドしてくれているわけではないので、どうしても私は紐で締め付けられてる感じがして気になります。
また見映えにも影響してきます。
合わないワイズを無理に締め付けるということは、羽根の間の革がたわんでしまうんです。
下の画像を見るとわかりやすいかもしれません。
ワイズが大きすぎるために、靴紐を締めることで革が見事にたわんでしまっています。
これも味として楽しめということなんでしょうかね。
下駄や草履に慣れきっている年代の人には、革靴のきちんとしたフィット感やホールド感は窮屈にしか感じないのかもしれません。
ですが一度、足に吸い付いてくるような一体感(フィット感)を知ってしまうと、もういわゆる万人向けの靴は履く気にならないかもしれません。
それぐらいワイズという要素は重要なんですが、どうもみなさんサイズばかりが気になるようですね。
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