連休初日に出掛けたミュシャ美術館なんだけど、どうして大阪しかもローカルな堺市にあるのか。
この謎には「カメラのドイ」の創業者・土居君雄氏が大いに関わっている。
実は土居氏は大のミュシャ作品好きで、海外に行く度にミュシャ作品を収集してたのだそうだ。
そのコレクションの数たるや、ミュシャの故郷チェコから勲章を頂くほどのものなのだ。
で、ここで展示されているミュシャ作品は、元々その土居氏の私物なんだな。
土居氏の死後、遺族によって堺市に寄贈されたわけだけれども、それじゃあどうして大阪の堺市なんかにそのミュシャ作品を寄贈することになったのかというと、故土居氏が新婚時代を過ごしたのがこの堺市だったから、だということだ。
何だか夢のある話なんだか、もったいない話なんだか判断に困りますな。
あぁ、そういえば土居氏の口癖は「もったいない」だったそうだ。
ドケチで知られた氏が莫大な私財を注ぎ込んだミュシャコレクション。
機会があれば、一度足を運んでみてはどうだろうか。
⇒堺市立文化館 堺 アルフォンス・ミュシャ館
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