レザーブーツに限らず、革靴の基本的な手入れ方法は大体同じです。
今回は素人であるところの私なりのその手入れ方法について書いてみようと思います。
3月くらいからフリマやヤフオクで中古の靴やブーツを買う機会が増え、それに伴ってその手入れ(メンテナンス)が趣味のようになってきました。
なぜ3月くらいからそういう機会が増えたのかと言うと、前回の記事でお話した我が家のにゃんこの件があります。
甘えてるつもりだったのかな その時々、興味のあることについて書いていく落書き的な雑記。
何も考えずとにかくにゃんこの治療費にお金を注ぎ込み、遂には火葬代まで支払うことになって、3月の家計は火の車。その苦境を乗り切ろうと手を出したのが、ヤフオクでの不用品の売却でした。
これが思った以上のお金を生んでくれたので、急場を乗り切った私は、その後これに味をしめフリマなどで買った品物の転売でお小遣い稼ぎをするようになったのです。
手入れの手順
日常的に履いている自分用の靴などは、日頃はブラッシングだけで、目立つ汚れがついたらクリーナーを使ってみて、全体的に汚れてきた感じになると洗うというように、程度によって手入れの度合いも変えています。
ですが、今回は中古などで購入した靴やブーツの手入れをメインに書いていきます。
基本の手順は以下のようになります。
- ブラッシング
- クリーナー
- 洗う
- 保革
1.ブラッシング
ブラッシングは馬毛か豚毛のものを靴によって使い分けます。
ワークブーツなどは油分に埃や汚れが付着しやすいので、コシのある豚毛ブラシの方がいいかと思います。
スエードにはスエード専用のブラシを使います。
2.クリーナー
各社からいろんなクリーナーが発売されていますが、スムースレザーにはモウブレイのステインリムーバーかコロンブスの「500」というクリーナーを私は使っています。両者の使い分けは汚れの種類によります。
単純に表面についた汚れであれば「500」、逆にオイルドレザーなど革自体から古い油分が染み出て汚れとなっている場合はステインリムーバー、という感じです。
スエードのクリーナーもたくさんありますが、R&D社から出ているクリーナーが一番無難ではないでしょうか。というよりもスエードの汚れは次の洗い工程でほとんど落ちますから、あまりこだわりがありませんし、気にしていません。
3.洗い(クリーニング)
この作業が一番大変で、気を遣います。
まず靴全体を水で均一に濡らさないといけません。濡らすと言うよりも革に水を十分に浸み込ませるといった方がいいかもしれません。ですがオイルドレザーなどは表面が少し濡れるだけでなかなか中にまでしっかり浸み込んでくれません。これが元で水染みになったという方も多いでしょう。
一連の工程の中で洗いが一番大変なのは、実はこの作業のためなのです。
焦らずじっくり腰を据えて、作業しましょう。急ぐ必要はありません。
浸み込め~、浸み込め~と無我の境地を目指すくらいのつもりで臨んでもいいくらいです。
革が十分に水気を含んだら、サドルソープなどの水洗い用クリーナーを使います。ちなみに私はレクソルを使っています。
専用のスポンジとブラシを使って、優しく洗ってあげておしまいです。
スエードの場合も同じで靴全体に水を浸み込ませた後、スポンジやブラシなどを使って、スエードシャンプーで洗ってあげます。
私はたわしを使っています。たわし!?と思われるかもしれませんが、あの「たわし」です。
多少コツはありますが、かなりキレイになります。
なお当ページのアイキャッチ画像(一番上の画像)がビフォーで、下の画像がアフターになります。
つま先の汚れは、一体どこへ行ったのやら。
4.保革
洗い終わったら、乾くのをのんびり待ちます。早ければ半日で乾くこともありますが、丸一日は乾かしてあげることをおすすめします。
完全に乾いたら保革作業ですが、ここまで来るともう一息です。
スムースレザーならクリームやミンクオイルを塗ってあげます。
スエードなどは保革・防水スプレーをしてあげてます。
そして半日から丸一日ほど寝かせます。その後、ブラッシングをしてあげたり布で拭き上げたりして仕上げとなります。
状態の違い~ビフォーアフター
先ほどはスエードのビフォーアフターをお見せしましたが、一応スムースレザーの方も参考に載せておきます。
レザーならスニーカーだって大丈夫です。一番最後の画像、向かって右側がアフターで左側がビフォーです。
東急ハンズなどでセルフリペアキットなどが売られていますけど、リペアと手入れは別物です。
やはり素人は手入れまでにして、大きな破損など要リペア箇所は素直にプロにお任せして修理してもらいましょうね。
0 件のコメント:
コメントを投稿