戯れに短歌を詠むことがある。
しかし短歌の出来の良し悪しというものが一向にわからぬ。
名歌と呼ばれるものを図書館などで調べて、読んだりもする。
しかしやっぱりどこがどういいのかがわからぬ。
試しに今日適当に思い付いたものをここに書いてみよう。
吾輩は下品である。すれ違うへそ出し美女にいつもムラムラ
夏の陽に薄手の白いワンピース下着姿で歩くと同じ
こそばゆく身体くねらす指使い漏れるあえぎでまた濡れそぼる
ふつふつと祭り囃子に誘われて見上げる花火いつかの思い出
猪飼野の幼き日々を訪ねれば通った園はあばら屋の如く
うむ。いい出来なのかそれとも悪いのか、自分ではさっぱりわからぬ。夏の陽に薄手の白いワンピース下着姿で歩くと同じ
こそばゆく身体くねらす指使い漏れるあえぎでまた濡れそぼる
ふつふつと祭り囃子に誘われて見上げる花火いつかの思い出
猪飼野の幼き日々を訪ねれば通った園はあばら屋の如く
恐らくはまったくダメな部類なんだろうと思う。
一応いわゆる名歌と呼ばれるもののうち、
これはいいなと思ったお気に入りのものを以下に書いておこう。
君が行く道の長手を繰りたたね焼き滅ぼさむ天の火もがな
狭野茅上娘子 (さののちがみおとめ)
花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに
小野小町
霞立つ長き春日を子供らと手毬つきつつこの日暮らしつ
良寛
白雲に心をのせてゆくらくら秋の海原思ひわたらむ
上田秋成
みづうみの氷は解けてなほ寒し三日月の影波にうつろふ
島木赤彦
その子らに捕らへられむと 母が魂蛍となりて夜を来たるらし
窪田空穂
君かえす朝の敷石さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ
北原白秋
白鳥はかなしからずや空の青海のあをにも染まずただよふ
若山牧水
白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけれ
若山牧水
葛の花 踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり
釈迢空
たはむれに母を背負いてそのあまり軽きに泣きて三歩あゆまず
石川啄木
はたらけどはたらけど猶わが生活楽にならざりぢっと手を見る
石川啄木
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